光と花と
ノルマンディーのジヴェルニーに
クロード・モネが後半生を過ごした邸宅と庭園があります。
Fondation Claude Monet
豊かな自然に囲まれた小さな村ジヴェルニーのモネの家
そのエントランスは行列ができていなければ見落としてしまいそうなほど地味
モネと家族が暮らした家は
ピンクの外壁に鮮やかなグリーンが映え素朴で可愛らしい印象
内部は家具、調度品も保存されていて当時の生活を垣間見ることができる。
また各居室と廊下、階段の壁にはモネが集めた浮世絵のコレクションがびっしり
銭湯を描いたものなんかもあってモネの家で江戸時代の風俗に興味津々になる。
あと青いキッチンと黄色いダイニングがとっても素敵だった
ところで家の中は撮影禁止マークがあったと思うんだけど
子供から大人までみんな構わずバシバシ撮影。警備っぽい人も何もいわず・・・
そんなに広くはない家の中は人だらけ大混雑なので私は撮らなかったけど
もしかしたらフラッシュ禁止マークだったのかなぁ?どうでもいいけど
家の正面に広がるのは Le Clos Normand
ノルマンディーの囲い庭と呼ばれる9175㎡の庭園で
家の中央階段へと続く並木道には薔薇のアーチ。もうメルヘンの世界
四季折々に咲く花々に時間と季節で移りゆく光と色彩の変化
緻密な計算のもとにモネが造園家とともにつくりあげていったもの
訪れたのは薔薇の季節
そこかしこに色とりどり様々な種類の薔薇
まるで自生しているかのように自然な姿は
多くの手間と時間をかけてできあがっている。美は一日にして成らず
風景画家のモネが自ら「創作」した自然の風景がこの庭園である的な解説を読むと
単にモネの絵の風景を実際に目にしているという感動とは別に
画家の美への執念みたいなものも感じずにはおられませぬ
パレットのようと評される草花は色の点の集約
まさに印象派の典型ともいえるモネの絵そのものなんですね
素直にほんと綺麗だった・・・
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