2015/08/06

Musée Rodin ロダン薔薇の館



悩める近代彫刻の父





美術館天国のパリで個人的にお気に入りなロダン美術館に再訪





Musée Rodin 
セーヌ左岸7区の閑静なエリアにあるロダン美術館は
ロダンが晩年の10年を過ごした邸宅と庭園を死後美術館にしたもの。

が、なんと邸宅は改装中!足場なんか組まれちゃってキィー
中も当然入れずでがっくし





だがしかし、こちらの広い庭園内にも作品が展示されているので
色とりどりの薔薇を愛でながら鑑賞&散策するという楽しみ方もあります。





ところで特別ロダン好きとか彫刻好きというわけでもないのになぜかお気に入りなロダン美術館。
ほれルーブルだオルセーだってメガ美術館はなにかと疲弊しちゃうけど
ここは空間的余裕があるというか圧倒されすぎず気分的に落ち着くのよね
ロダン作品にさして思い入れがないってのもあるがw





以前の記憶だと邸宅内も豪華というわけではなく意外とシンプル質素
作品の展示もなんか無造作というかゆるい感じだった気が・・・まぁ20年近く前の話だけど
でもかえってそのラフさが元住居兼アトリエの名残りっぽくてよかったんだが
改装後はどうなるんでしょ?





「地獄の門」も薔薇に囲まれてると優美に見えたり・・・しない?
このダンテの神曲をテーマにした大作構想時に
19才のカミーユ・クローデルと出会い愛人関係になっちゃう42才のロダン





近づくとこんなに阿鼻叫喚、まさに地獄絵図
地獄の門を覗き込む男はダンテとも苦悩するロダン自身であるとも
なぜってこの地獄のなかには愛人カミーユに内妻ローズとその子供(認知せず!)の姿が!ヒッ





新緑に癒される・・・

結局愛人カミーユは捨てられその後精神を病んでしまうとか、ロダンどんだけ?
と思ってちゃんと映画「カミーユ・クローデル」を旅前に予習復習してきた真面目なアタシ




カミーユ役のイザベル・アジャーニの狂気の演技にロダンじゃなくても引くわ~
関係ないけどフランス映画って女がヒスって泣いたり叫んだり罵ったりって
シーンを多々みるんだけどあれがフランス女性のスタンダードなのかしら?
だとしたらあそこまで感情をむき出しにできるってある意味羨ましくも思ったりする大和撫子






閑話休題。苦悩というよりもう勘弁してって感じw





邸宅内にはカミーユの作品も展示してあったはずだから
むしろそっちの方が見られなくて残念であります。





「考える人」もダンテでもロダンでもなく
もはや便器に座っている人にしか見えなかったり・・・

ロダン美術館、改装終わったらまたいかなきゃ♪




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