2016/12/15

Batalha 未完の礼拝堂


息をのむ・・・





バターリャ修道院ことMosteirode Santa Maria da Vitória(聖母マリア修道院)
見どころはまだまだあります





王の回廊
柔らかい光が射しこむゴシック様式の回廊は
完成の100年後にアーチ部分にマヌエル様式の装飾が施され独特の美しさをみせる





15-16世紀マヌエル1世の時代に勃興したマヌエル様式は
ポルトガルが最も繁栄した大航海時代の産物でもあり、その特徴はというと





後期ゴシック建築、ルネサンス建築、イスラム建築の要素と大航海時代の自然観を備えている。
建物には船や海に関する装飾が施され、地球儀、鎖、ロープの結び目、舷窓の蓋、波、サンゴ、海草、
インドや南アメリカの植物、人間、宗教などがモチーフとされている。(まただよWikiより)





ポルトガルの代表的歴史建造物が他のヨーロッパ諸国のものとは
異質というか何か違和感を感じるのはこのマヌエル様式の装飾によるものなのねー





アーチ部分が繊細なレースのよう
もし外壁の黒ずみがなかったらさぞ・・・





中庭の薔薇で一息いれたら、バターリャ修道院のハイライトへ





未完の礼拝堂
バターリャ修道院が未完成である証ともいわれている礼拝堂
まずこの高さ15mの入り口で興奮のるつぼ。ボルテージ上がりまくりw
というか入り口が一番凄かった!





当初はやはりゴシック建築で進められていたものが
途中でマヌエル様式を取り入れ1509年にマヌエル様式の傑作として完成





緻密な彫刻が施されたアーチが幾重にも重なり、繊細さと重厚さを外光が優しく包み込む。
何言っているかわからんけど、とにかく美しいの一言
そしてイスラム建築に通じるものも感じたり・・・





礼拝堂内部側から見るとまた装飾が違って雰囲気が変わる





気が遠くなるようなディテールの積み重ね





さてこの礼拝堂、未完の証に屋根がありません。
見上げれば青空、吹きっさらしだよ(涙)





礼拝堂はドゥアルテ1世とその子孫のための霊廟として着工されたが
実際は王とその妻のみが埋葬されている。未完だから?





入り口の豪華な装飾に比べると内部はあっさりしすぎなので
もしこの礼拝堂が完成していたら・・・と思わずにいられない反面、
未完であるということに惹きつけられる面もあり。
サグラダファミリアも永遠に完成しないほうがロマンを感じない?





同じく世界遺産のあるコインブラとアルコバサも迷ったけど
ここバターリャを選んで悔いなし!行ってよかったー(泣)


ところで、コインブラ観光してからナザレINしてナザレ2泊にして
中日にアルコバサとバターリャに日帰り観光というのがベストでは?と後で気づいたw




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